アベルちゃん

暗闇にただ一つの外灯は、それ以上に明るさを感じていました。
あなたを照らすその明かりは、あなたがまとった多くの大切なものを、オーラのように浮かび上がらせていました。
多くの人達に囲まれて、幸せなあなたが夜空へ昇ります。

最後まであなたを気遣う家族は、感謝の心で見送ります。
「無功徳」なあなたは、それ故に多くの愛を得ました。
家族と深い絆を結び、優しさと思いやりをもたらしました。

あなたの大いなる姿が、白い光を発しているようです。
アベルちゃん、あなたは真の功徳を得ています。
無心の空が、あなたを称えています。

涙が教えてくれるのは、「絆は、いつもどの場面でも、無心の姿に」。　　　合掌。

ご依頼主様　　奈良県磯城郡　Ｓ様

告別　　　　　　アベル１５歳　平成２１年９月２３日