ハラスちゃん
雲の切れ間から陽光射す時、家族の温もりに包まれあなたが旅立ちます。
頭上すぐ近くを安堵の飛行機が横切り、あなたに別れを告げるかのようです。
いっそう陽は射し、穏やかな風に吹かれ、祈りは深まって行きます。
子供達の声を聞きながら変わらない日常に、あなたの幸せがありました。
家族とふれ合ういつもの日常に、あなたの喜びがありました。
日常というものがどれほど大切で、ありがたいものかを知らされます。
あなたを失った今、深い悲しみと共に、日常の尊さを覚えます。
愛され続けるあなたに感謝があるように、
家族にもあなたへの感謝は、射す陽のようにはっきりと表れます。
互いの尊さを解り合えて、時空を越えて感じます。
16年愛を積んだ今、あなたにありがとう。
涙が教えてくれるのは、「尊さは、日常にあって、愛を積んだ故」。 合掌。
ご依頼主様 大阪府東大阪市 M様
告別 ハラス16歳 平成21年10月20日