チィコちゃん
峠には雪が舞って、赤茶けた山は寒い冬に其の肌を曝していました。
北へ向かうに連れて、みぞれ混じりの雨となり、遠景は白く霞んでいました。
大都会の喧騒は激しく、渋滞を引き起こしながら、小雨の時を刻んでいました。
遠い日、其処に在った優しく温かな愛は、変わらずに今此処に在りました。
誠を忘れない愛は、あなたに安心を与えて、惜しみ無く降り注ぎました。
信頼を連れた其の誠は、絆を結んで、あなたの周りで至る所に在りました。
またふたり仲良く寄り添う姿が目に浮かびます。
あなた達にもらった幸せに、感謝を忘れずに前へ歩みます。
真の愛は、消えない想いを伝えて、いつまでも偲び続けます。
涙が教えてくれるのは、「愛と誠は、感謝忘れずに、想い伝え続けて」。
合掌。
ご依頼主様 大阪府東大阪市 I様
告別 チィコ14歳 平成30年2月1日