むぅちゃん
嵐が去った後も空は不安定で、目まぐるしい移りの一日でした。
蒸し暑さは残されたままで、ただ吹く風は秋の香りを帯びていました。
パパとママに見守られて、幸せのうちに、あなたが旅立ちます。
今別れ行くあなたに、ただ感謝して、ただ頭を垂れます。
堪えきれない涙零れて、あなたとの暮らしが巡っています。
あなたの円な瞳を想うと、和やかに過ぎた時が偲ばれます。
何気ない日常に培った絆は、真の愛を育み、幸せを運んでくれました。
あなたが傍に居る当たり前の事が、どれだけ大切かは、遠い日より知っていました。
そんなふうに過ぎた愛しき日々は、かけがえの無い知足の日々でした。
涙が教えてくれるのは、「絆を築き愛を育んだ、愛しき知足の日々」。
合掌。
ご依頼主様 大阪府東大阪市 W様
告別 むぅ12歳 平成30年8月24日