セラちゃん
列島に甚大な傷跡が残ったまま、其の傷が癒えないままで、季は移ろいます。
朝夕はめっきり秋の気配を感じ、あの暑い季は遠い頃のように思えて来ます。
深い悲しみを抱えた夜に、赤い星は励ますように鮮やかに輝いていました。
家族皆んなで祈りを捧げ、愛しいあなたの旅立ちを見送ります。
心から感謝を述べて、其の想いを愛しいあなたへ伝えます。
あなたのおかげで、泣けるほど、幸せな日々を過ごせました。
遠い日より、泣き笑いの日常が、ひとつひとつ鮮明に思い出されます。
季を巡る度、其の愛しさは募り、あなたは欠かせない家族でした。
愛し愛された真実は、心奥深くに記憶して在ります。
涙が教えてくれるのは、「感謝の想いは、遥か夜空を渡って」。
合掌。
ご依頼主様 和歌山県和歌山市 M様
告別 セラ15歳 平成30年9月11日