ふうちゃん
まもなく落陽の時を迎えて、人影の無い寂しげなスポーツ広場でした。
夕暮れ時はもの悲しく、鉄橋の軋みも慟哭に聞こえてしまいます。
大好きな家族に見送られ、美しい黄金の景色の中、あなたが旅立ちます。
大好きな河川敷に来て、香は漂い、祈りは川面の風に乗り渡ります。
地域に尽くしたあなたに、感謝と労いの言葉をかけて、手を合わせます。
あなたが優しい笑顔で応えたようで、心で虹の景色を見ます。
優しくて温かくて、凛としたあなたが、眩しいほどでした。
優しさや温かさを常に感じながら、もらった幸せは天地いっぱいでした。
家族の愛も、天地いっぱいに、これからもあなたの為に在ります。
涙が教えてくれるのは、「注ぐ愛に応える笑顔は、虹の景色につながって」。
合掌。
ご依頼主様 和歌山県和歌山市 T様
告別 ふう16歳 平成30年10月22日