ポテトちゃん

春はもうそこまでやって来ていて、緑にも更に潤いが欲しいところです。
啼鳥は盛んに、赤い実に群がり、啄んでは翔びを繰り返していました。
大勢の家族に見守られて、早春に、心許し支え合って来たあなたが旅立ちます。

長い間家族は、あなたを思いやり慈しみ、あなたの幸せを願って来ました。
癒やしと励ましをもらい、大切に愛情をかけて、日々無事に過ごせて来ました。
今悲しく辛い慟哭の中で、それでも、あなたに約束を果たせた安堵が在るようです。

あなたにもらった元気で、これからも、心の中のあなたと一緒に歩みます。
あなたはいつも見守ってくれていると、心に言い聞かせて、前に進みます。
流れた多くの時間は、かけがえの無いものだと、感謝の涙は零れます。

涙が教えてくれるのは、「慟哭の愛に、約束を果たせた安堵が在って」。
合掌。

ご依頼主様　　奈良県大和郡山市　N様

告別　　　　　ポテト18歳　平成31年2月27日