メイちゃん

百花開く季、澄んだ青空に白い雲は、ゆっくりとゆっくりと流れていました。
風は不意に強く舞い、辺りの軽物は倒され飛ばされていました。
大勢の家族が祈り見守る中、多くの愛に包まれて、あなたが旅立ちます。

あの日と同じそれぞれの愛が、あなたに感謝して、掌を合わせます。
あなたの残した徳は、大勢の人達の共通する想いとなります。
あなたの仕草に癒され、其れがどれほど幸せだったか、皆が解っています。



あなたのおかげで、長い間、満ち足りた日々でした。
あなた達を想い偲ぶと、散花のもの悲しい風景に、涙誘われます。
それでも其れは、感謝に満ちた、清々しくて清らかなものです。

涙が教えてくれるのは、「残した徳に、想いは共有されて」。
合掌。

ご依頼主様　　奈良県田原本町　D様

告別　　　　　メイ15歳10ヶ月　平成31年3月31日