まめちゃん
年度替わりに寒波が来て、河川敷は冷たい風に曝されていました。
冬のように黒い雲は空を支配して、其の隙間から天使の梯子を作っていました。
よく遊んだ所で、大好きな家族に見守られ、あなたが旅立ちます。
日常のあどけない仕草に癒されて来て、幸せいっぱいの日々でした。
笑顔弾けてはしゃぎまわる姿に、喜びあふれた毎日でした。
そんな愛らしい姿全てに、愛おしい記憶が心に記されています。
あなたに伝えたい感謝は、地を這うように、広々とした風景に留まります。
あなたに注がれた愛は、あなたを捜して、なお向かおうとします。
やがて、雲の隙間の梯子を渡り、いつまでも寄り添い続けようとします。
涙が教えてくれるのは、「愛は感謝を連れて、いつまでも傍に在って」。
合掌。
ご依頼主様 和歌山県岩出市 I様
告別 まめ14歳 平成31年4月2日