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ゆずちゃん

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幼子の慟哭が、太陽を従えた黒い雲に突き刺さります。
ポツポツと、天も雫を落として、悲しみに暮れています。
五月の蒸し暑さで、滴と雫が混じ入る中、あなたが旅立ちます。

それでも、あなたを労い、あなたに優しい言葉をかけます。
「天国でも元気でいてね」と云う涙声に、胸が詰まってしまいます。
あなたが傍に居た日々を振り返ると、幼心にも胸締め付けられるのでしょう。

眼前の神に抱かれたあなたですから、心配無く今まで通り安らかなはずです。
神に架かる綺麗な虹の風景の中で、変わらずに、きっと健やかなはずです。
地に在る愛は、感謝を忘れずに、あなたを呼び其の景色を見つめ続けます。

涙が教えてくれるのは、「慟哭は、愛した真実と感謝が在るから」。
合掌。

ご依頼主様  奈良県桜井市 Y様

告別     ゆず12歳 令和元年5月31日


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