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セリカちゃん

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早朝は、随分とひんやり感があって、季は確実に移ろうとしています。
それでもすぐに、気温と湿度は上がって、爽やかな風には助けられます。
お花いっぱいに飾られて、家族に見送られて、あなたが旅立ちます。

夏の終りの郷愁は、夕暮れ時に似て、其の想いに涙誘われます。
あなたと暮らした毎日が、巡っては消えて消えては巡り、うたかたのようです。
その間に、いっぱいの幸せと喜びを運んでくれたあなたでした。

巡る季の風景を留めて、あなたの姿を重ねて行きます。
それぞれの場面は、いつも煌めいて、愛した真が其処に在ります。
心から感謝の気持ちが溢れ出て、消えない想いがまた涙ひとつ結びます。

涙が教えてくれるのは、「巡る季に姿重ねれば、感謝溢れて」。
合掌。

ご依頼主様  奈良県桜井市 O様

告別     セリカ13歳 令和元年8月25日


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