桃恵ちゃん
秋晴れの湾岸は青く、遠景に淡路島をはっきりと望んでいました。
すじ状の雲とうろこの雲を散りばめて、季の移ろいを知らせています。
清々しい大気の中、礼を尽くす家族に見送られ、あなたが旅立ちます。
あの日もそうだったように、優しい温もりの中で、安らかに眠るあなたです。
可憐なあなたが居た風景は、季のようにいつも爽やかでした。
振り返る日常は、慎ましくも幸せに満ちていました。
月下にも陽下にも、祈り偲び続けます。
季にあなた達の面影を留めて、感謝で祈ります。
健やかで安らかなあなた達が、唯一の願いです。
涙が教えてくれるのは、「日常の幸せは、慎ましくも身も心にも満ちて」。
合掌。
ご依頼主様 大阪府大阪市 S様
告別 桃恵18歳 令和元年9月20日