くるみちゃん
嵐の前の静けさなのか、秋は穏やかに時を進めていました。
夏の名残の大気も、爽やかで涼しげな風に吹かれていました。
家族皆んなに優しく見守られ、愛しいあなたが旅立ちます。
言葉を失い涙こぼれて、それでもあなたの為に礼を尽くします。
香に笑顔ゆらぎ、祈りに過ぎた日が浮かびます。
触れた温もりは手に残り、感じた優しさは心に在ります。
そして感謝は身にあふれ、また頭を垂れます。
消えない想いで願いながら、また手を合わせます。
心に記したあなたは、姿可愛いままの愛しいあなたです。
涙が教えてくれるのは、「祈り願うのは、心に記したままの姿で」。
合掌。
ご依頼主様 和歌山県和歌山市 O様
告別 くるみ15歳 令和元年9月21日