リコちゃん
夕刻、蒸し暑さの残る川辺で、蝉の声を聞いていました。
期待する風はほとんど無く、汗は流れるままでした。
いつもの愛は、いつものように礼を尽くし、そしてあなたが旅立ちます。
過ぎた日を振り返れば、いつも凛とした精悍なあなたが居ました。
消えない想いで紡いだ日々は、覚悟を持って過ぎて来ました。
威風堂々と不退転の覚悟は重なり合って、決して崩れない絆を生みました。
あなた達が虹に集う時、守護はすぐ傍に在ります。
それは、愛であり想いであり、遠い日より常住のものです。
あなた達を思いやり、慈しんだ愛は、寄り添い続けます。
涙が教えてくれるのは、「消えない想いで紡いだ日々は、固い絆を生んで」。
合掌。
ご依頼主様 奈良県橿原市 M様
告別 リコ17歳 令和4年7月28日