コロコロちゃん

梅雨空は戻ってきて、大粒の雫が音を立てて落ちて来ていました。
かと思うと、直ぐに上がったり、不安定そのものの空模様でした。
いつものようにいつもの場所で、家族に見送られて、あなたが旅立ちます。

薄暮の大河と明かりを見つめながら、あなたの日常を想います。
愛は果てし無く滔々と流れ、道標のように灯りを映して行きます。
其の愛の光は、あなたに安心をもたらして来たことでしょう。



虹の景色に寄り添う、あなた達の面影を偲びます。
満ちた幸せに感謝して、其のたくさんの思い出をめぐります。
そしてまた、心に生きるあなた達と一緒に、明日へ歩みます。

涙が教えてくれるのは、「愛の光は、永遠の安心で在って」。
合掌。

ご依頼主様　　大阪府柏原市　N様

告別　　　　　コロコロ14歳　令和3年6月25日