ロビンちゃん
彼岸を迎えて、なお蒸し暑さが続いて、不安定な空でした。
畦の真っ赤な花は、天を抱くように咲いて、天を仰いでいます。
いつもの家族の愛のもと、あなたが旅立ちます。
吹く風には秋の気配があり、零れる涙がそれに乗ります。
そうして、幾つもの思い出が、天地いっぱいに運ばれて行きます。
そして、幸せと感謝は溢れ、変わらない愛は漂い続けます。
虹の景色に、あなた達を偲びます。
その美しさの中で、愛しき在りし日の姿が、瞼を過ぎます。
愛は、過ぎた日に感謝して、なお天へ注がれています。
涙が教えてくれるのは、「地と天に、いっぱいの感謝が在って」。
合掌。
ご依頼主様 奈良県桜井市 N様
告別 ロビン13歳 令和5年9月21日