トラ吉ちゃん
そぼ降る雨に、春の訪れを感じながら、愛が佇みます。
けたたましい野鳥の啼声は、惜別の調べとなって、響き渡ります。
変わらない愛は、別け隔てなく、いつものように、あなたが旅立ちます。
短い間にも、安心と信頼の愛を知り、あなたの安住があったのですね。
あなたの大きくて逞しい体が、その喜びを語っていますね。
これからも、もっともっと楽しく、季に映り煌めくはずでした。
喜びをひとつ得れば、悲しみがひとつ加わります。
それでも愛は、喜びと幸せを求めて、多くの命と向き合います。
やがて愛は応えて、かけがえのない絆が紡がれるのです。
涙が教えてくれるのは、「愛は季に映り煌めいて、足早に時をかけて」。
合掌。
ご依頼主様 奈良県葛城市 N様
告別 トラ吉 令和6年3月25日