ルルちゃん
新緑の中に、僅かに桜は残って、力強く葉と枝を見せていました。
春爛漫に、百花開いて、禅の教えを知らせています。
遠い日、あの日と同じ愛に抱かれて、あなたが旅立ちます。
自然と涙が頬伝い、やがて慟哭となって天地を渡ります。
無垢な愛は、無心に、いつも一生懸命でした。
寄り添う愛は、そんなあなたに、心から感謝しています。
美しい虹の景色に、あなた達が寄り添う姿を、偲びます。
清らかな同じ愛に育まれ、健やかで安らかなあなた達です。
地上の愛は、励まされ助けられた想いを胸に、頭を垂れます。
涙が教えてくれるのは、「寄り添った愛は、清らかに育んで」。
合掌。
ご依頼主様 奈良県奈良市 S様
告別 ルル17歳 令和6年4月13日