良卯真(りょうま)ちゃん
春霞の遠景は、新緑が映えて、威風堂々と連なっていました。
大河を渡る風に吹かれて、河川敷は、心地良い陽を浴びていました。
いつもの変わらない透き通る愛の祈りの中、愛しきあなたが旅立ちます。
堪えきれずに慟哭は、草木を震わせ花枝を動かします。
いつも傍に寄り添ってくれたあなただから、心もまたふるえ続けて彷徨います。
それでも、愛するあなたを手元に感じて、常に感謝を伝え続けます。
瞼閉じれば、美しい虹の景色に、あなた達が憩い寄り添っています。
全ての想いは、祈りとともに、一途にあなた達に伝えられて行きます。
清らかな地上の愛は、残してくれた全てに感謝して、偲び続けています。
涙が教えてくれるのは、「全ての想いは、清らかな愛が一途に伝えて」。
合掌。
ご依頼主様 和歌山県和歌山市 K様
告別 良卯真10歳8ヶ月 令和2年4月17日