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イヴちゃん

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山間の高速を走ると、すっかり紅葉して、葉を失った枝が目立って来ていました。
羊雲は群れ飛んで、初冬の淡い陽を追いかけていました。
家族の皆んなで祈り、お別れを告げて、あなたが旅立ちます。

やがて迎える季の厳しさに、この苦しみを抱えて、過ごすことになるのでしょうか。
新春の訪れには、この悲しみは、未だ身も心にも潜むのでしょうか。
それほど愛しいあなたを失って、いつまで彷徨うことになるのでしょう。

それでも、あなたへの感謝は天地に在って、想いは支えになってくれます。
そうである限り、あなたの悲しみにならぬよう、顔を上げて進みます。
あなたとの日常がそうであったように、愛は、笑顔を作ってみせます。

涙が教えてくれるのは、「日常の愛は、感謝忘れずに笑顔となって」。
合掌。

ご依頼主様  大阪府大阪市 A様

告別     イヴ15歳 令和2年12月7日


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