マリンちゃん
夜の帳が下りた高速で、風の声だけを聞きながら、北へ北へと向かいました。
ヘッドライトとテールランプとナトリウム灯と、三色の光は、リズム良く見え隠れしていました。
あの日と同じ愛のもと、其の祈りの中を、あなたが旅立ちます。
祈りは、闇の中で全てを導く、標かも知れません。
祈ることで、身も心も気丈なままで、感謝を持つことが出来ます。
感謝は、天地いっぱいとなり、あなたとの思い出が広がって行きます。
美しい虹の景色に在る、あなた達の面影を、偲びます。
星の頃も太陽の頃も、其の景色は、瞼閉じれば浮かびます。
地上の愛は、感謝の日々を振り返り、手を合わせて頭を垂れています。
涙が教えてくれるのは、「感謝は、天地いっぱいに幸せな日々を映して」。
合掌。
ご依頼主様 大阪府八尾市 Y様
告別 マリン16歳 令和5年4月24日