リオンちゃん
日が沈んで、西の空は黄金に、東の空は紅く染まっていました。
まもなく薄暮を迎えて、空は美しいグラデーションとなるのでしょう。
いつもの愛に抱かれて、あなたが旅立ちます。
美しい自然の色に、儚さや切なさが宿る時があります。
愛が、愛しきを捜し、名を呼ぶからでしょう。
愛は、忘れないと、永遠の約束をしています。
愛が見る美しい色合いは、刹那に儚く消えてしまうのかも知れません。
その切なさに、愛は、彷徨ってしまうのかも知れません。
それでも、愛は気丈に、面影捜し名を呼び、偲び続けています。
涙が教えてくれるのは、「捜し呼び続けるのは、永遠の約束があるから」。
合掌。
ご依頼主様 和歌山県岩出市 D様
告別 リオン18歳 令和5年8月4日