ハッピーちゃん
二つの嵐が列島に近づいて、不安定な空に不安を覚えます。
月も無く星も無い空で、雲だけが白く浮かんで見えていました。
家族の祈りの中、あなたが旅立ちます。
田に囲まれてせせらぐ水音の中で、暗闇に慣れると、少しの安堵があります。
あなたが、家族と一緒に散歩した風景が、目に浮かんで来ます。
いっぱいの幸せは、何気ない日常にあって、足るを知って過ぎて来ました。
そんなあなたに、心から感謝を伝えて、手を合わせます。
また朝を迎えて、あなたの居ない寂しさは、どうにも伝えようがありません。
それでも、愛は、虹のたもとに面影を留め、偲び続けます。
涙が教えてくれるのは、「愛が伝える感謝は、足るを知る日常」。
合掌。
ご依頼主様 和歌山県和歌山市 N様
告別 ハッピー19歳 令和5年8月9日