ナナちゃん
多くの家族に見守られ、それぞれの祈りと愛に包まれて、あなたが旅立ちます。
低く重い空は、心模様を映し、今にも泣き出しそうでした。
鵯が盛んに声を荒げて、心の叫びさながら、慟哭のように聞こえていました。
悲しみに彷徨う心は、冬の寒さに凍って押しつぶされそうです。
それでも気丈に、礼を尽くして、あなたとお別れをします。
感謝だけが、崩れそうな身も心も支えてくれています。
いとこ同士で、また仲良く遊んでいる姿が目に浮かびます。
心鎮めれば、いつまでも健やかで無邪気なあなた達が居ます。
あなたの残したものを、ひとつひとつ噛み締めながら、心に刻んでいます。
涙が教えてくれるのは、「残したものは、感謝となって、心支えて」。
合掌。
ご依頼主様 奈良県田原本町 D様
告別 ナナ15歳 平成30年1月8日