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かりにゃタンちゃん

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梅雨の晴れ間はじりじりと暑く、じわじわと蒸せる夕刻でした。
野鳥の群れはけたたましく啼いて、頭上をひとつ旋回して行きました。
堪えきれない涙はあなたに触れて、爽やかな風に吹かれて、あなたが旅立ちます。

最後の愛は、いつものように、あなたにも天地いっぱいの優しさで接します。
更に温かく、遠い日を想うように、あなたの愛を抱きしめます。
積む悲しみに耐えて、慎ましい幸せに足るを知り、感謝しています。

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思えば、あなた達のおかげで、楽しく幸せに過ぎた無上の日々でした。
一同が虹に集い、また昔のように仲良く一緒に居るあなた達です。
最後の愛は、天地いっぱいの感謝で偲び続けます。

涙が教えてくれるのは、「知足の愛は、最後の愛で、天地いっぱい感謝し続けて」。
合掌。

ご依頼主様  奈良県香芝市 N様

告別     かりにゃタン10歳 平成30年6月9日


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