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ぺこちゃん

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曇り空の湾岸は、少し暑さ和らいで、けむる洋上に機影ひとつ在りました。
街は以前湿度が高く、少し動けば汗が滴り落ちるほどでした。
太陽が出入りを繰り返す昼下がり、思いやりの愛に包まれ、あなたが旅立ちます。

愛は、あなたにとって常に心地良く、すぐ横に在るのが日常でしたよね。
そしてそれが、かけがえの無い物だと知るのに、そう時間は要りませんでしたよね。
愛は、安心と信頼をくれて、あなたの幸せだけを願ってくれましたよね。

それは、家族も同じです。あなたが傍に居ることが幸せでした。
たとえ遠く離れても、心と魂は繋がり、これからも一緒に変わりはありません。
思いやり、慈しむ愛は、これからもずっとあなたの傍に在ります。

涙が教えてくれるのは、「思いやりや慈しみは、常住の愛のもとに」。
合掌。

ご依頼主様  兵庫県芦屋市 G様

告別     ぺこ14歳 平成30年8月9日


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