レンちゃん
長梅雨が開けた途端、厳しい暑さが続いています。
雲模様は秋を呈しているのに、夏は始まったばかりです。
それでも、幽かな風を受けて、清らかな愛のもと、あなたが旅立ちます。
天上で、何が起きているのか知る由も無く、無常の異常さを感じます。
地上の愛は、ひたすら愛しきへ向かい、常住であることを知らせます。
思いやり慈しむ其の愛は、悲しみの風景さえも明るくします。
円な瞳であなたが見て来たものは、もう実際には得ることが出来ません。
唯一無二にして気高く、それほどに清らかでありながら、直ぐ傍に在ったのに。
ただ、心と魂は繋がっていて、其の想いが途切れることはありません。
涙が教えてくれるのは、「地上で示す愛は、清らかに想いで繋がって」。
合掌。
ご依頼主様 奈良県桜井市 Y様
告別 レン14歳 令和2年8月5日