黒ちゃん

真っ青な空に雲ひとつ無く、清々しい秋晴れでした。
穏やかに暮れゆく時、紫だちて色合いを深めていました。
いつもの愛に見守られて、あなたが旅立ちます。

あなたにもらった温もりのある幸せな時間に、振り返りながら手を合わせます。
一緒に巡った幾つもの季は、あなたが傍に居る美しい風景でした。
今までの約束もこれから先の約束も、正直な愛が為すものです。



また美しい景色に集うあなた達を、偲び続けます。
地上の愛は、永遠の約束を誓いながら、あなた達の名を呼びます。
其の愛は、足るを知って、なおあなた達へと注ぎ続けます。

涙が教えてくれるのは、「永遠の約束が在るのは、足るを知って感謝するから」。
合掌。

ご依頼主様　　和歌山県和歌山市　O様

告別　　　　　黒12歳4ヶ月　令和3年11月17日