シルちゃん
秋を感じないまま冬を迎えたようで、急な寒さが堪えます。
薄雲の中に星ひとつ、朧な光が寂しそうです。
礼を尽くした家族の祈りの中、あなたが旅立ちます。
あなたの頑張りに、家族皆んなで称え、あなたを送り出します。
本当に長い間、いつも家族に寄り添ってくれて、「ありがとう」と伝えます。
共に過ごした幾つもの季は、其の風景は、忘れる事無く心に在ります。
雲が飛んで、いち早く光が鮮明になる時、その星があなたの星になるでしょう。
地上の愛は、其の瞬きにあなたを感じて、変わらない煌めきを見るでしょう。
そして、今までの幸せに感謝しか無くて、頭を垂れて手を合わせます。
涙が教えてくれるのは、「寄り添ってくれた愛に、感謝しか無くて」。
合掌。
ご依頼主様 和歌山県和歌山市 O様
告別 シル18歳 令和3年10月21日