ぷーちゃん

蒸し暑さはぶり返して、梅雨はまた歩を進めるようです。
怪しげな雲に一面覆われた天は、動きの分からぬまま、風に吹かれていました。
家族皆んなの見守る中、あなたが旅立ちます。

雨上がりに虹が架かり、白い雲が湧いてくると、あなたを想います。
まるで、あなたのような其れを見つけて、名を呼び追いかけます。
あなたの全てを愛した心は、あなたを捜して偲ぶのです。

あなたの無垢な心に救われて、幸せな毎日が続きました。
あどけない仕草にも癒やされて、楽しい日々を過ごしました。
愛が感謝の想いを叫ぶ時、天にあなたの居る美しい風景が在るのです。

涙が教えてくれるのは、「愛があなたを捜して叫ぶ時、深甚の感謝が在って」。
合掌

ご依頼主様　　和歌山県岩出市　K様

告別　　　　　ぷー15歳　令和5年6月21日