かぼちちゃん
漸く季節が動くようです。
暖かかった冬は、寒い日が続くようになり、鉛色の雲が増えました。
つい先日まで鮮やかだった秋は、すっかり色あせて行くようです。
純粋で可愛いあなたが旅立ちます。
家族の温かさに包まれ、幸せなあなたが旅立ちます。
無垢な心はいつも愛を求めて、そしてそれはいつも側にありました。
今もこれからも、あなたが信じて求めたものは全て、ずっと側にあります。
これからは祈りの中で、それは絶える事がありません。
その家族の愛は、動じることなく躊躇することなく。
あなたが天使になった時、白い無垢な雪が舞いました。
涙が教えてくれるのは、「無垢な心が信じたものは、無償の愛」。 合掌。
ご依頼主様 奈良県磯城郡 B様
告別 かぼち14歳 平成21年12月19日