ミミちゃん
どんよりと鉛色の雲は、低く重く垂れて、地を覆っていました。
風は舞うように強めに吹いて、啼鳥も不器用に流されて行くみたいです。
多くの家族で礼を尽くして、あなたの旅立ちを見守り見送ります。
あなたを想う心は、途切れること無く、これからも傍で寄り添っています。
其の円な瞳を想う時、煌めく太陽や或いは一層輝く月を知るでしょう。
可憐な姿を想う時、巡った美しい季の風景が浮かぶでしょう。
消えない想いの中で、あなたに伝えるのは、感謝の言葉しかありません。
一緒に過ぎた日々は、いつも煌めいていて、いつだって幸せでした。
処々の記憶は、胸深く、天地いっぱいの感謝とともに在ります。
涙が教えてくれるのは、「一緒に煌めいた日々は、天地の感謝となって」。
合掌。
ご依頼主様 和歌山県和歌山市 T様
告別 ミミ13歳 平成31年2月14日