ビビちゃん
梅雨入りして風の声強く、風の啼声は暮れゆく空に響いていました。
あなたの町に着くと、雨も止み、蒸し暑さだけを残してすっかり夜の景色でした。
いつもの変わらない愛に見守られて、最後まで頑張ったあなたが旅立ちます。
温かさは、常にあなたを思いやり、あなたの周りに何も混ざらないで在りました。
優しさは、いつもあなたを慈しみ、直ぐ傍で包み込むように在りました。
美しい其の地上の愛は、長い間の愛しき日々に感謝して、涙しています。
虹の景色にあなた達が居て、変わらぬ日常を見ます。
共に過ごした記憶が、瞼に浮かび、幸せが思い返されます。
愛は、名を呼び語りかけて、愛し続けることを約束します。
涙が教えてくれるのは、「暖かく優しい愛は、透き通るほど美しくて」。
合掌。
ご依頼主様 奈良県奈良市 M様
告別 ビビ16歳 令和2年6月11日