レオちゃん
桜は花を散らし、小径に絨毯水路には筏を、模様していました。
穏やかな春の日、遠景には薄っすらと霞がかかっていました。
お池に来て、パパとママに見送られて、あなたが旅立ちます。
あなたを思いやる愛が、あなたの全てを抱きしめます。
二人の愛に抱かれて、あなたは心の中で生きるのでしょう。
今までと何ら変わらない、優しさと温かさの中に居ます。
北帰行に遅れをとった水鳥は、躊躇無く無心に水面を滑ります。
そこに不安が無いように、あなたも地の愛に守られて、同様です。
約束の愛は、これから先もずっと、あなたに寄り添い続けます。
涙が教えてくれるのは、「約束の愛は、躊躇無く無心に在って」。
合掌。
ご依頼主様 奈良県桜井市 N様
告別 レオ15歳 令和3年4月8日