りんちゃん

風雨収まり、風の声を少し残して、青空が広がっていました。
浮雲は足早に流れて、不安な様子でちぎれていました。
冷えた空気の中、家族に見送られて、あなたが旅立ちます。

涙は頬伝い、彷徨う心は憔悴しながらもあなたを呼びます。
大好きなあなただから、大切なあなただから、忘れられない日々が在ります。
あなたの生きた証しを心に残して、ずっと忘れないと呟きます。



ふたり仲良く居ることを願い、其の風景を想い偲びます。
あなた達にもらった幸せに、感謝忘れずに歩んで行きます。
愛は、幾つ時を越えても、あなた達に寄り添ったままです。

涙が教えてくれるのは、「時を越えて、愛は寄り添い続けて」。
合掌。

ご依頼主様　　和歌山県和歌山市　Ｆ様

告別　　　　　りん14歳　令和3年4月18日