チョコちゃん
天涙が落ちてきそうな空雲は、時を止めたかのように動きが見られません。
一面を銀色にして、不安な心模様の前に立ちはだかるようです。
遠きあの日と同じ愛が、手を合わす中、あなたが旅立ちます。
あなたが居たから、愛しき日々は在って、幸せな一日一日でした。
慎ましくも満ちた日常は、かけがえのない風景となりました。
足るを知り、地上の愛は感謝を伝えて、常住の愛を誓います。
愛しい姿は、美しい虹の景色に在るのでしょう。
奇しくも同じ歳で旅立ったあなた達は、時空を越えて再会します。
永遠のあなた達は、仲睦まじく、ただただ可愛いままです。
涙が教えてくれるのは、「愛しさは、足るを知らせて」。
合掌。
ご依頼主様 奈良県橿原市 M様
告別 チョコ14歳 令和2年9月26日