ビアちゃん
河川敷の夕暮れは、太陽も雲に隠れて、物哀しい情景でした。
ススキの野に野鳥ひとつ飛んで、やがての暗闇に備えるようです。
家族に見送られて、愛しいあなたが旅立ちます。
あなたを想えば、長い間たくさんの癒しをもらった事が、心よぎります。
その日常は、慎ましくも幸せ足りて、かけがえのない日々でした。
今こうして目を細めれば、改めてあなたには感謝しかありません。
たとえ遠くに離れようとも、愛は変わらずに送り続けます。
その約束は、出会いの日からずっと変わることはありません。
永遠の家族は、今なお、心と魂で繋がり続けます。
涙が教えてくれるのは、「遠くとも、愛は繋がり続けて、しかも常住にて」。
合掌。
ご依頼主様 和歌山県岩出市 T様
告別 ビア16歳 令和3年1月28日