健太ちゃん
雲ひとつ無く晴れ渡り、見渡す限りに青空は広がっていました。
僅かな風はそよぎ、厳かに清々しい朝を迎えていました。
家族の深い祈りと感謝の中を、優しさあふれたあなたが旅立ちます。
惜別の涙は激しく流れて、15年の思い出が一気に溢れ出ます。
その慟哭は、自らの経験を呼び醒まし、心震える想いでした。
あなたを知る身として、あなたの安らかさと健やかさを願わずにはいられません。
家族の愛がどれほどあなたに注がれたか、よく見て知っています。
あなたの愛がどれだけ家族を癒やしたか、それもまたよく解っています。
愛し愛された日常は、消えない想いの中で、美しい風景として残ります。
虹へ行ったならイギーも居るからね。その優しさで仲良く遊んでやってね約束だよ。
涙が教えてくれるのは、「相思相愛の日々は、心に美しい風景として記されて」。
合掌。
ご依頼主様 和歌山県和歌山市 S様
告別 健太15歳 令和4年1月8日