あずきちゃん
夕刻になると、西の空から徐々に晴れて、光眩しく射していました。
公園の近くに来て、足早に過ぎる人達の往来を見ていました。
家族の祈りの中、愛しいあなたが旅立ちます。
涙こぼれて震える手で、一生懸命辛さに耐えて、あなたに向き合います。
あなたとの楽しい日々が思い出されて、一気に頭を駆け巡るのでしょう。
あまりにも小さくなったあなたに、感情はあふれ、心は彷徨ってしまうのでしょう。
それでも、大好きなあなたに、忘れないと誓って感謝を伝えます。
悲しみ癒えたら、あなたにもらった幸せを胸に、前へ進みます。
心に生きるあなたは傍に居て、これからも一緒に日常を過ごします。
涙が教えてくれるのは、「愛しきは心に生きて、一緒に前へ進みます」。
合掌。
ご依頼主様 奈良県大和高田市 I様
告別 あずき14歳 令和4年1月30日