平八郎ちゃん
薄暮の中で、グラデーションの残る空に、一星だけ輝いて見えていました。
やがて、冬の星座達は現れ、その煌めきを競うように瞬くのでしょう。
家族皆んなに囲まれて、祈りの中を、あなたが旅立ちます。
長い間、あなたと一緒に暮らし、喜びを共にしましたね。
かけがえのない日常で、足るを知って、皆んなは幸せでした。
感謝の言葉しかありませんが、最後に、心からあなたに伝えます。
心の奥には、あなたから学んだ事や知らされた事が、いつまでも在ります。
その想いを忘れる事無く、あなたに恥じる事の無いように、歩みます。
真白な無垢な愛は、いつまでも、皆んなの支えとなります。
涙が教えてくれるのは、「真白な無垢な愛は、戒めを授けてくれて」。
合掌。
ご依頼主様 和歌山県岩出市 I様
告別 平八郎19歳 令和4年2月2日