ハナちゃん
夜来の雨は止んで、また暑い夏日になりました。
緑の畑を野鳥ひとつふたつと飛んで、美しい囀りを聞いていました。
家族皆んなで見守る中を、あなたが旅立ちます。
祈りは陽炎の中を渡り、あなたを追い天へ昇ります。
そしてあなたの傍で、いつまでも留まり、あなたを包みます。
あなたは守られ続けて、ずっと安らかなままで居られます。
地上の愛が祈り続ける限り、愛もまたあなたの傍に在ります。
今日までと同じように、あんたを慈しみ、あなたを思いやります。
愛は永遠にあなたに流れ、変わらないあなたを見つめます。
涙が教えてくれるのは、「愛は永遠に、慈しみ思いやり見つめて」。
合掌。
ご依頼主様 和歌山県和歌山市 Y様
告別 ハナ14歳 令和4年6月12日