チェリーちゃん
緑地公園へ来て、外灯二つに照らされながら、秋の夜は更けようとしていました。
黒い木立のシルエットを仰ぐと、その先に見慣れた夏の星座が在りました。
家族の祈りを受けて、其の星座の方角へ、愛しいあなたが旅立ちます。
穏やかな寝顔のあなたは、過ぎた日の幸せを噛みしめるようです。
長い間、家族として全てを共にした満足が、その表情からうかがい知れます。
一途な愛が、真の愛を得た喜びがあふれて来ています。
真の愛は、あなたに感謝して、これからも一緒に歩んでくれます。
きっと、未来のことは、その都度その場面であなたに語ってくれます。
そうして永遠の家族は、変わらない愛の中で安らかに居ます。
涙が教えてくれるのは、「一途な愛の姿は、真の愛の中で安らかに」。
合掌。
ご依頼主様 和歌山県和歌山市 N様
告別 チェリー18歳 平成29年11月19日