ララちゃん
木立から透けてくる木漏れ日が、あなたの周りで優しく広がっていました。
多くの家族に見守られ、多くの愛に包まれて、あなたが旅立ちます。
それは、紅葉と花の色と野鳥の声と、自然に労われているかのようでした。
家族それぞれもまた、それぞれの愛と想いであなたを労います。
長い間に積んだ絆は、互い互いに解り合い、改めての感謝が在ります。
其の愛は、遥かその先までも届いて、寄り添い続けるでしょう。
振り返る日常は、木漏れ日のように柔らかく、癒やされていました。
そして其の優しさと温もりのように、足るを知る幸せが在りました。
得た安心と信頼の絆は、そんな日常の元、慎ましく生まれたものでした。
涙が教えてくれるのは、「愛の絆は、足るを知る慎ましい日常を積んで」。
合掌。
ご依頼主様 大阪府八尾市 T様
告別 ララ15歳 平成29年12月10日