チョビちゃん
海を望む里山に来て、吹き上がる海風に祈りは乗ります。
頬を過ぎる冷たさは、悲しみの中では、かえって良いのかも知れません。
身も心もしっかりと持てて、あなたの旅立ちに気丈で居られるようです。
優しい愛に抱かれて、今日まで幸せなあなたでした。
温かい愛に包まれて、毎日喜びにあふれたあなたでした。
家族もまた、見事に応えてくれたあなたに、感謝ばかりの日々でした。
共に過ぎた日は、かけがえのない思い出でいっぱいです。
彷徨いながらも、もうそれだけで何の望みもないほど、満ちた日常と云えます。
ただ、せめて、もう少し.....と、正直な想いが湧くのも事実です。
涙が教えてくれるのは、「正直な想いが残るのは、愛が彷徨うから」。
合掌。
ご依頼主様 大阪府阪南市 H様
告別 チョビ9歳 令和元年12月27日