雷(らい)ちゃん
落ち日和の秋は、妙に蒸せて、動けば汗ばむほどでした。
青空は雲に隠されて、ほんの少ししかのぞかせていませんでした。
遠い日、あの日と同じ愛のもと、あなたが旅立ちます。
刹那のあなたへ、尽きない愛は感謝で想いを語ります。
其の尽きない想いは、再びの約束をして、惜涙で過日を偲びます。
そして、其の愛と想いが、これからも変わらないと誓います。
雨が上がって虹が出たなら、其処にあなた達が居るのでしょう。
同じ愛を振り返り、如何に幸せだったかを知るのでしょう。
地上の愛は、ただひたすら、あなた達の安らかさを願っています。
涙が教えてくれるのは、「刹那にも、尽きない愛と想いは、常住を約束して」。
合掌。
ご依頼主様 和歌山県和歌山市 I様
告別 雷7ヶ月 令和2年10月28日