マオちゃん
秋晴れの空は爽やかで、豊穣の季を迎えていました。
真っ赤な天上の花は、其の青を目指すように、群生していました。
あのときと同じ愛のもと、あなたが旅立ちます。
堪えきれない涙は、消えない想いとともに、地に染みて行きます。
あなたの居た風景は、優しく温かさにあふれるものでした。
残された愛は、深甚の感謝で、涙を拭い青を仰ぎます。
青の中に虹を見たなら、安らかなあなた達が居ることでしょう。
安堵とともに、なお消えない想いを伝え届けて、偲びます。
煌めいた幸せな日常は、其処で続くのだと、胸の内に呟きます。
涙が教えてくれるのは、「残された愛は、優しく暖かな風景に感謝して」。
合掌。
ご依頼主様 奈良県葛城市 K様
告別 マオ13歳 令和2年9月28日