モコちゃん
秋晴れのもと、遠景は微かに霞んで、白々としていました。
堤防に来て、大河渡る風は、優しく心地良い調べでした。
家族皆んなに囲まれて見送られて、あなたが旅立ちます。
あの日と同じように、愛は何ら変わること無く、傍に寄り添います。
時の流れを感じるのは、幼子が大きく美しく成長したことでしょうか。
優しく温かい家族の中で、あなたもまた幸せでしたね。
あなた達の残した思い出は、心が忘れずに記憶しています。
愛し愛された日々は、煌めいて、消えること無く心に留まります。
愛は、過ぎた日常に感謝して、心に生きる愛しきと共に歩みます。
涙が教えてくれるのは、「愛し愛された記憶は、感謝の中で煌めいて」。
合掌。
ご依頼主様 和歌山県岩出市 S様
告別 モコ10歳 令和3年10月3日