エルちゃん

崎の灯台に来て、紀伊水道の雄大な風景を眺めていました。
秋晴れの景色は、清らかに、ゆったりとした時間が流れていました。
家族に見守られ見送られて、可愛いあなたが旅立ちます。

天も海も青色に澄んで、清らかな思い出が時を止めます。
可愛いままのあなたへ、今までの感謝を伝え佇みます。
あなたの仕草にどれほど癒やされた事でしょう、過ぎた日は幸せでした。

トビが輪を描いた其の空を見上げれば、あなたの面影が在ります。
其処には虹が架かり、あなたは美しさの中に居るのでしょう。
そして、海にも其れは映り、天地にあなたが居るようです。

涙が教えてくれるのは、「愛しきを偲べば、清らかな思い出が時を止めて」。
合掌。

ご依頼主様　　和歌山県和歌山市　T様

告別　　　　　エル13歳　令和3年10月14日