夢来(メロ)ちゃん
嵐が連れてきた雨は、時には豪雨となって、怯むほどの声でした。
同じく風も、強さ定まらぬ様子で、吹いていました。
不安な地上で、家族の安心な温かい愛のもと、あなたが旅立ちます。
涙は、堪えきれずに落ちて、あなたとの思い出が駆け巡ります。
あどけない仕草に癒され、愛しい大きな瞳に救われた日々でした。
瞼閉じれば、そんな愛しきあなたが、直ぐ傍に現れます。
あなた達に心から感謝して、偲び続けます。
あなた達がまた仲良く寄り添えて、離れないように祈り願います。
当たり前に在った幸せな日常を胸に留めて、新たに一緒に歩みます。
涙が教えてくれるのは、「愛しき姿は、瞼閉じれば傍に居て」。
合掌。
ご依頼主様 大阪府東大阪市 N様
告別 夢来14歳5ヶ月 令和2年9月7日