うるとちゃん
天は鉛の雲に覆われて、ごく一部に救いのように青が在りました。
色づいた山は、幽かな風に揺れて、野鳥の声を木霊していました。
あの日と同じ家族の愛に見守られて、あなたが旅立ちます。
大好きなあなたへ、いっぱい幸せをくれたことに感謝です。
季を巡り一緒に共有した時間は、笑顔あふれて喜びに満ちていました。
消えない想いとともに、ずっと、心が忘れることはありません。
涙を拭って、季の風景にあなた達を想い偲びます。
花が咲き、青空は広がり、其の美しさの中に面影が在ります。
これからもずっと一緒に、心に生きて、またひとつ巡ります。
涙が教えてくれるのは、「季を巡り共有した時は、心が記憶して」。
合掌。
ご依頼主様 和歌山県和歌山市 K様
告別 うると13歳 令和元年12月8日